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アトリオン音楽ホール・オルガニストが見た、聴いた、食べた、考えた!
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【秋田地域古楽コンサート情報9月】

2016/08/04 11:25
古楽不毛の地と言っても過言ではない秋田ですが、横手市出身でザルツブルク在住の富永芳憲(Fg.)さんとそのお友達、トラヴェルソのミュンヘン在住、マリオン・トロイペル‐フランクさん、ザルツブルク在住、ベアトリス・レンチュさん、通奏低音・香取智子のバロック・アンサンブル”ザルツブルク・ミュンヘン“が、コンサートを開催いたします。
秋田市のほか、9月9日横手市かまくら館、大仙市では小学校のアウトリーチも行います。

数少ない秋田でのバロック・アンサンブルのコンサート。この機会に是非、自然な人の息遣いの感じられるバロック音楽をお楽しみください。


バロックコンサート アンサンブル“ザルツブルク・ミュンヘン”
9月10日(土)15:00開演

アトリオン・ミニ・コンサート・ホール

入場料:1500円

主催:バロックコンサート実行委員会
お問い合わせ:秋田オルガンかわら版の会HPお問い合わせフォームから http://www.organ-kawaraban.com/

出演:
マリオン・トロイペル‐フランク(トラヴェルソ)
Marion Treupel-Franck, Traversflöte
ミュンヘンに生まれる。トラヴェルソをブリュッセル王立音楽院にてB.クイケン氏に師事。2000年にドイツ、シュレードルフで「古楽器のための音楽祭」を創立し、2006年にはミュンヘン、ガスタイクで国際ルネッサンス音楽祭芸術監督を務める。ミュンヘン国立音楽大学教授。

ベアトリス・レンチュ(トラヴェルソ)
Beatrice Rentsch, Traversflöte
バーゼルに生まれる。トラヴェルソをM. トロイペル‐フランク(ミュンヘン)のもとで学ぶ。1980年よりザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団団員、1983年よりモーツァルテウム音楽大学フルート科教授

冨永芳憲(バロック・ファゴット)
Yoshinori Tominaga, Barockfagott
横手市に生まれる。武蔵野音楽大学、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学でファゴットを、バーゼル・スコラ・カントルムでバロック・ファゴットを学ぶ。1977年より在籍したモーツァルテウム管弦楽団を昨年退団、モーツァルテウム音楽大学講師。

香取智子(チェンバロ)
Tomoko Katori, Cembalo
チェンバロを有田千代子、通奏低音奏法を故クリスティアヌ・ジャコテ各氏に師事。アトリオン音楽ホールオルガニスト。


プログラム PROGRAMM
 
A. ヴィヴァルディ / 二本のフルートとファゴットの為の三重奏、ト短調
A. Vivaldi(1678-1741) / Trio g-moll für zwei Flöten und Fagott

F. クープラン / チェンバロ・ソロ 「恋のうぐいす」
F. Couperin(1668-1733) / Cembalo solo „ Le Rossignol en amour”

J.D.ブラウン / フルート・ソロの為の組曲
J.D. Braun (? – 1740?) / Suite e-moll für Flöte solo

W.Fr.バッハ / フルート・デュエット ト長調
W.Fr. Bach(1710-1784) / Duett II G-Dur aus Sechs Duette für Zwei Flöten

P.D.フィリドール / 二本のフルートと通奏低音の為の三重奏、第一組曲
P.D. Philidor(1681-1731) / Première Suite de trios pour 2 Flûtes et BC

G.Ph.テレマン / ファゴット、二本のフルートと通奏低音の為の四重奏
G.Ph. Telemann(1681-1767) /
Quatuor für Fagott, zwei Flöten und BC. aus der Tafelmusik


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ワークショップ2016のご報告

2016/07/30 09:32
昨日、本日と2つのワークショップが終了しました。

従来のオルガン・ワークショップからかなり離れた形で行うタイプだったため、子どもの反応も想像できず、不安もかなり大きいものでした。でも、いざ蓋を開けてみたら、アトリオンでは2時間半、大川西根小学校では2時間、レッスンを希望する子どもたちはそこにさらに時間が加わるとういう長時間のワークにまったく疲れも見せずに生き生きと反応してくれたのには、こちらがびっくりでした。

年齢層は、アトリオンでは3年生、4年生が中心。大川西根小学校では4歳児、幼稚園児、1年生5名など低学年が中心で、そこにお母さんもひとり加わりました。


自分が呼ばれたい名前(ペットの名前の子どももいました)を書いた名札をぶら下げた子どもたちは、マイケル・スペンサーさんが行う手も足も使うリズム打ちのアイスブレイクで開始。その後、グループリーダーのもとに5名ずつが集まり、名前にリズムを付けて手拍子を打ちながら全員で自己紹介。(これはオルフ・メソードです)
この辺では、まだまだ緊張しながら行っていました。

次に、谷川俊太郎さんの「かっぱ」の詩をどこで区切るのかを考えてから、様々なヴァリエーションを用いて群読。スピードをどんどん上げていきました。この辺で、リズムの力を借りながら子どもたちも少しずつ詩の世界に入っていきました。

そして、アトリオンでは、加賀屋淳之介さんのご指導により、この詩を演劇的にどう表現するかをグループごとに創作。「かっぱ」の詩が様々な意味に解釈できることから、グループによって自分たちの解釈を用い、かっぱの心情に合わせた朗読付きの、ごく短い演技を発表しました。もう、ここでは子どもたちの笑いが絶えませんでした。グループによっては訳の分からない「かっぱ語」でしゃべったりしていました。

加賀屋さんがお仕事の関係で参加できなかった大川西根小学校では、一柳慧さんの児童合唱のためのヴォイス・フィールドにある「かっぱ」の前半を歌いました。伴奏は音程の違うカウベル3個とオルガンです。その後、詩の解釈をちょっと演劇的に(私は演劇人ではないので加賀屋さんのようにはできませんが、ちょっと頑張ってみました)扱いました。


休憩をはさんで、今度はかっぱのストーリーの創作です。

これはワークシートを使い、2匹のかっぱが何かしたいと話をしているという設定で、
@ 何をしたいのか? Aこの2匹はどういう関係性なのか? Bどういう風にお話をしているか? という3点を皆で意見を出し合いながら考えていきました。5W1Hすべてはあまりに要素が多すぎるので3点にしましたが、中には、子どもたちが自主的に「どこで」を決めているグループもありました。

実は、グループリーダーが調整役として一番重要な役割を担っているのがこのお話作りでした。意見を分類し、どれをチョイスするかを決めさせ、ストーリーを完成させていく。このため、今回はプロフェッショナルに子どもを扱ってきた講座の修了生を中心にリーダーをお願いしました。
子どもを知っている方たちでも、短時間の子どもたちの変化にとても驚かれていました。

そして、ようやくオルガンの登場。グループごとに考えた2匹のかっぱがどういう声(音色)なのかを決め、2音からなる「かっぱ語」を使い2人が短い対話をしました。一匹の音型、リズムを聴き、それにちゃんと応対する子どももいました。「けんか」しているかっぱ、「ゆったり泳いでいる」かっぱなど、それぞれのお話のように2音を操りました。練習のあと、グループごとにお話しを読んでから、かっぱ音楽の披露をしました。

最後は、鑑賞。これもワークシートを使いました。
メシアンの「鳥と泉」の冒頭2ページを使い、どんな動物がどういうところにいるか想像してもらいました。ひとつのグループ全員に発表してもらいましたが、正解は一切求めません。最後に、メシアンの創作方法とこの曲が何を描写したものかを伝えました。

その後はサン=サーンス「動物の謝肉祭」から4曲。
鳴き声の音型を持つ曲には「何の動物」が「何をしているか」、抽象的な曲には動物の名前を教えてから、「どういうところ」で「何をしているか」を想像してもらい、ワークシートに貼り付け、1曲につき1グループ、全員に発表してもらいました。これは、ただ多様な想像を共有することだけとし、谷川俊太郎さんが「動物の謝肉祭」につけた詩集「動物たちのカーニバル」から2編の詩を、「谷川さんの想像」として紹介しました。

アトリオンでの振り返りでは、「オルガンが色々な音を出せる」「オルガンに触れられて良かった」などのほか、「色々な想像ができて楽しかった」「正しい答えがないのが面白かった」というものもありました。

短時間に子どもたちが自分のグループで協働し、議論までできるようになっていたことは特筆すべきことだと思いました。このワークショップの形は今後さまざまな発展が可能なのではないかと、リーダーを担ってくださった学校音楽教育関係者の方がおっしゃってくださったことはうれしかったです。(しかしながら、こういう音楽教育の形を認めてくださる方はまだ少数だと感じています。)

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詩のことばの区切りを探す子どもたち

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かっぱらっぱかっぱらった(香取&加賀屋)

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かっぱの話創作中

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かっぱの話創作中(大川西根小学校)

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かっぱの話を音で表現する練習中


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大川西根小学校 かっぱのお話創作中


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大川西根小学校 かっぱのお話発表会&いのくまさん「顔」Tシャツで奮闘中のキャティ
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【国文祭メモリアルフェスティバル in AKITA 2016参加事業のお知らせ】

2016/07/26 22:42
【国文祭メモリアルフェスティバル in AKITA 2016参加事業のお知らせ】

オルガンとマリンバに合わせて「レッツからだあそび!」

2016年9月3日(土)14:30開演16:00終演予定
於 アトリオン音楽ホール
入場料;中学生以上500円

舞台では子どもたちが、そして会場のみなさんは簡単な動きで参加します。
最後はあの名曲「ボレロ」です。気分はシルヴィ・ギエム?!かも。
勿論、音楽だけでもきちんと聴きます。実は、ボレロのオーケストレーションはパイプオルガンのレジストレーション(音の組み合わせ方)と深いつながりがあります。今回はオルガン連弾とスネア・ドラム、マリンバの編成です。
体を使って音楽と自然に友達になってください。
そして、体を使いながら音楽を理解していくワークでもあります。クラシック音楽は難しくない!です!

プログラム;
エスタンピー(ロバーツブリッジ写本より)、オルガン
剣の舞 /アラム・ハチャトゥリアン、マリンバ2重奏
白鳥 「動物の謝肉祭」より / C.サン=サーンス、オルガン
ボレロ(抜粋) / M.ラヴェル 、オルガン、マリンバ、スネア、ティンパニ 他

からだあそび指導;
安達香澄(コンテンポラリーダンス)
日本女子体育大学卒業。H9文化庁国内研修員/ H10派遣芸術家在外研修員(NY)Trisha Brown school 、中馬芳子&SOHK にて研修。国内外のツアーに参加、また各地のコンクールに入賞。2005 年、パフォーマンス集団ampersand[&]を立ち上げ、東北を発進地に創作活動を行う。

音楽;
加賀谷田鶴子(マリンバ、パーカッション)
伊藤智江子(マリンバ、パーカッション)
香取智子 (オルガン、ファシリテーター)
佐々木尚子(オルガン第2奏者、アシスタント)

※ 子どものワークショップ参加者募集 ダンスの技術はまったく不要です。
募集定員;小学生 30名
参加無料
当日は、動きやすい服装(ジーンズは避ける)、靴(ズックなど)でおこしください。また、ペットボトルなど蓋のついた容器に入った水、タオルを持参してください。尚、雨天の場合は履き替え用の靴をご持参ください。

お申し込み;
秋田オルガンかわら版の会HP http://www.organ-kawaraban.com/

「お問い合わせ」フォームに、お名前、年齢、ご住所、連絡先をご記入の上
「レッツからだあそび参加希望」と書いてお申込み下さい。
尚、FAXでのお申し込みも受け付けています。(チラシ裏面にFAX申込用紙があります)

締め切り;8月22日(月)

主催;国文祭メモリアルフェスティバル in AKITA オルガンフェスティバル実行委員会
共催;秋田市
お問い合わせ;秋田オルガンかわら版の会事務局 018-884-3335

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【ラ・バヤデール−幻の国】@KAAT(神奈川芸術劇場)

2016/07/04 09:27
Noismはりゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)の専属舞踊団。
3日は、その劇的舞踊vol.3「ラ・バヤデール−幻の国」神奈川公演最終日でした。

Noismの芸術監督、金森穣さんが昨年夏、平田オリザさんに「何か書いていただけませんか」と依頼したところ、平田さんから古典バレエの脚色に興味があると言われ、カースト制(格差)、信仰(宗教)の問題が内在している「ラ・バヤデール」を提案されたそうです。

金森さんは、13年目を迎えたNoismは21世紀日本の社会において、如何に社会的問題提起をできるのか、劇場専属舞踊団の社会的存在意義はそこにあると考えていらっしゃいます。
SPAC(静岡県舞台芸術センター)に所属する奥野晃士、貴島豪、たきいみきの3名の俳優陣が加わった作品は、せりふ(言葉)により、傀儡国家であった満州国、そこでのアヘン製造を想起させるなど、原作の大胆な翻案がなされていました。

舞踊はL.ミンスクの「ラ・バヤデール」を主に、演劇には笠松泰洋さんの音楽が加わる形で物語が進んでいきました。あまり違和感はありませんでした。
井関佐和子さんのソロや中川賢さんとのパ・ドゥ・ドゥは、優雅で気品があり、トゥを履いているのではと錯覚するほどでした。

衣装はISSEY MIYAKE。美しかったです。
バートル(中川さん)のアヘンによる幻覚に現れたミラン(井関さん)が立ち去ろうとするとき、バートルがそれを引き留めようとしがみつくと、ミランの衣装がごっそりはぎ取られました。後姿でしたがミランは裸体となって暗転していきます。舞台には衣装だけが残り、それが幻覚であったことを象徴していました。「なるほど〜」と思わず頷いてしまいました。

客席の前後左右を見回すとISSEY MIYAKEを身にまとったした人、人、人。なるほど、こういう鑑賞の仕方もあるのですね。オペラにイブニング・ドレスを着用するのと同じようなものなのでしょうか?それともNoismはISSEY MIYAKEがドレスコードになっているのかしらん?

Bravo! の出た舞台でした。しかしながら、オケで生演奏だったらもっと良かった…なんて言わずもがなのことを言ってはいけませんですね。


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6月25日「オルガンは語る」ご報告

2016/06/27 17:22
25日(土)「オルガンは語る」が無事終了しました。

本当に短期間での準備だったのですが、小野なおみさん、後藤香織さんが真剣に「ことばと音楽」と向き合ってくださいました。

後藤さんは、バロック時代に重要な位置を占めるアフェットやレトリックについて、演奏にスライドを用いることで、理解を容易にするよう工夫されました。

小野さんは、ご自身がフランスで勉強されたこともあり、アトリオンのオルガンにフランスらしい響きをもたらしてくれました。サンサーンスの「死の舞踏」やフォーレの「ラシーヌ讃歌」もとても美しかったです。

私の方は、加賀屋さんとの3度目のデート(リハーサル!)でなんとか朗読の世界と仲良くできた気がしました。
講座の修了生が、詩集「モーツァルトを聴く人」の詩だからといって、モーツァルトの作品と合うのか?とかなり懐疑的だったそうですが、「ぴったりだった!」と言っていました。

モーツァルトの自動オルガンのための作品(K.594)は、ヨーゼフ・ダイム・フォン・シュトリテッツ伯爵の「ミュラー美術品陳列室 」という蝋人形館にある、「ロウドン元帥を偲ぶ霊廟」に設置された時計仕掛けのオルガンのために作曲されたものです。最初のAdagioは葬送行進曲の曲想であり、実は「つまりきみは」の詩にどことなく通じるものがあるのです。。。企画者はこの程度の仕掛けはしているのです。

「ことばと音楽」というテーマのもとに、こんなにも多様性を持ったステージが創れたことは、企画に携わった私自身も驚きでした。

この企画には、従来型のコンサートの限界をどう乗り越えられるかという、ひとつの試みもありました。単に知っている曲を入れるというような小手先ではなく、オルガン音楽の新しい価値が発見できるようなコンサート作りができないかと考えているからです。

最近、あちらこちらの美術館で予算の減少もあり、コレクション展が盛んに開催されています。自らのコレクションをどのようにみせるのか、まさにキュレーションの楽しみです。

千葉市美術館では26日まで所蔵品展「ふたつの柱」を開催していました。浮世絵と現代アートの2つをコレクションしている美術館が、その両者をいくつかの視点から眺め、視点ごとにひとつのホワイトキューブに展示していくという意欲的なものでした。とても新鮮でした。

クラシック音楽も美術館と同様、過去の作品をアーカイヴしたものを再演していくものです。でも、見方を変えるとコレクション展のように新しい発見ができるのではないかと思います。

おふたりのこれからのご活躍をお祈りして



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夏休みはアトリオンのワークショップで「表現」しちゃおう!【秋田地域オルガン情報7月】

2016/06/17 13:20
ワークショップのチラシを作ってくれるReiさんの労作、できました(^ ^ )

アトリオン*夏休みオルガンワークショップ
かっぱ「オルガン」?! かっぱらった!

日時:2016年7月28日(木)13:30−15:30  受付13:00開始
定員:30名(小学生対象) 要申込み
入場無料
※ ワークショップ終了後、鍵盤楽器を学んでいる子どもたちを対象にホールのオルガンでワンポイント・レッスンを行います。定員は15名。課題曲も用意してあります。こちらも申込みが必要です。

お申し込み、お問い合わせ:秋田アトリオン事業部 018-836-7803


今年のテーマは「つたえる、つたわる」
「ことば」、ノンバーバルコミュニケーションとしての身体表現、音を出す楽器が伝えるもの。こんなことを楽しく体験していきます。

●詩人・谷川俊太郎さんの「かっぱ」であそんでみよう!
たのしい「ことばあそび」と、かっぱのきもちを身体であらわしてみます。

●オルガンでお話しよう!
いろいろな声をだせるオルガン。みんなでオルガンの声をつかっておはなしします。

●オルガンきいて「動物」さがそう!
すがたは見えぬが音がする。音楽の中にすんでいる動物たちをみんなでさがします。

かっぱのリーダー(表現の先生):加賀屋淳之介
案内人&オルガン:香取智子(アトリオン音楽ホールオルガニスト)
オルガン演奏:柏屋千秋、田代友美


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「ふたつの柱−江戸絵画/美術をめぐる」千葉市美術館

2016/06/13 21:07
美術館のコレクション展ってなかなか面白いです。

昨年は秋田市立千秋美術館の岡田謙三コレクション展で、きれいな色彩の大きな絵画という印象から一歩進んで、彼が何をどう描いてきたか、何にこだわってきたかということまで知ることができ、とても面白い発見ができました。

きょうは、千葉市美術館で「ふたつの柱―江戸絵画∕現代美術をめぐる」展。

千葉市美術館は浮世絵などの江戸絵画と現代美術のコレクションがあり、今回のコレクション展では、その両者をテーマに沿って同じホワイトキューブに並べるというとても珍しい展覧会です。
息づくかたち⇒親密な絵画たち⇒季節を楽しむ⇒遊ぶ江戸絵画⇒モノクローム⇒はざまにあるのも−虚構と日常⇒風景⇒作品とことば−ひろがるイメージ と8つのテーマから構成されていました。
入り口には1(^ ^)1、2(^ ^)2のような顔文字の描かれた秘密の指令カードが置かれ、それぞれのセクションで絵画の中から指令されたものを探すという楽しみもありました。

コレクション展はキュレーションの技を楽しむ展覧会でもあります。
美術館を好きになってくれる人が増えたらいいなぁ。

6月26日まで

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<音楽にぼくらは勇気を学ぶ>

2016/06/02 21:56
<英国のブリットスクールという音楽学校は、音楽の技術や才能なんかよりも、生徒たちの「優しさ」を育むことが何よりも大事だとしている。Be Kind, Be Original、がこの学校のメッセージだ。「優しさをもて、勇気をもて」、そして音楽がよりよいものとなるよう助け合い、冒険せよ。それが「学び」の価値であり、評価の指標である、とそれははっきりと謳っている。>

音楽に何ができるのか?この問いに明確に答えられる音楽関係者はどのくらいいるだろうか?


音楽にぼくらは勇気を学ぶ──『WIRED』Vol.21 特集「音楽の学校」に寄せて

2016年2月10日発売の『WIRED』日本版VOL.21「音楽の学校」。あらゆる評価軸が「お金」に収束し、学びや人間の価値までもが数字で評価されるこの世の中、何か新しいこと、人と違ったことをするには、何が必要か。そしてそれをどう育むのか。いまこそ、ぼくらは「音楽」に学ぶべきだ。


http://wired.jp/2016/02/10/vol21-editors-letter/
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【秋田地域オルガン情報6月 その3 加賀屋淳之介さん&香取智子】

2016/05/25 17:49
「谷川俊太郎さんの詩は私たちの心に、時にはストレートに、時にはやさしく、時には激しく、時には楽しく、そして、ときにはちょっとエッチ に、"ことば"を伝えてくれます。
けれど、この世の中でささやかに人を愛する心を持っている人に対しては、むやみに人を傷つけるようなことはしません。私たちが気付かないくらいの"かすり傷"をつられることはありますが・・・。
甘いだけではなく、苦かったり、酸っぱいような思いを絶妙な言葉の織り物で私たちをくるんでくれるのです。
今日も丁寧に谷川さんからお預かりした言葉の織り物を皆さんにおすそ分けしたいと思っています。
オルガンと朗読とのデートのようなひと時、ごゆっくりお楽しみください。」(加賀屋淳之介)


知り合いの児童文学作家・八木田宜子さんから「ねこがおどる日」を演劇として上演することをお許しいただき、加賀屋さんが脚色、演出を担当、当時の劇団プロデュースチーム・ウィルパワーさんと小学生だった加賀屋さんの愛娘さんが主演女優?としてアトリオンで初舞台を踏んだのは2012年の秋のことでした。
ジュリアン・ブレの「天使たちのワルツ」でオルガンが劇中曲を担当。舞台袖で小さな主演女優から、「あなた本当にすごい!」とベタ褒めされた私なのでした(〃'∇'〃)ゝ


谷川さんの詩が昔から大好きで、朗読と音楽のコラボが実現できうれしいかぎりです。初期の詩集から選んだ詩のイメージからオルガン曲を選びました。コンサート・ホールで用いるには自分の中に少しく抵抗がありつつも、人の体温を通じて直接に伝わっていくバッハの音楽に新鮮さを感じ「ポルノ・バッハ」を加えました。そして最後は三善晃さんの合唱曲でも有名な「生きる」。こんな時代だからこそ、この詩の持つ力、音楽の力を信じたいと思います。


詩と音楽〜谷川俊太郎をめぐって〜

・うつむく青年 (「うつむく青年」1989年)
Uミステリウム 劇付随音楽「ファウスト」より / ペトル・エベン 
UMysterium Faust for Organ / Petr Eben (1929—2007)

・音楽のように (「対詩」1981.12.24—1983.3.7正津勉×谷川俊太郎)
3つのイースターのための前奏曲「水仙」より 第2曲 / ナジ・ハキム
“Jonquilles” Trois Préludes Pascals pour Orgue
 / Naji Hakim (1955- )

・つまりきみは (「モーツァルトを聴く人」1995年)
自動オルガンのためのアダージョとアレグロ ヘ短調 KV594
/ W.A. モーツァルト
Fantasie in f-moll KV594 / W.A.Mozart (1756 – 1791)

・ポルノ・バッハ (「そのほかに」1979年)
トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調BWV564 よりトッカータ
/ J.S.バッハ
Toccata, adagio und Fugue C-dur BWV564
/ J.S.Bach (1685—1750)

・生きる (「うつむく青年」1989年)
太陽への賛歌 / L.ヴィエルヌ
Hymne au soleil / Louis Vierne (1870–1937)
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【秋田オルガン情報6月 その2 小野なおみさん】

2016/05/25 17:46
オルガンは語る〜3人のオルガニストによる「ことばと音楽」を巡るコンサート〜
6月25日(土)14:00開演(13:30開場)

アトリオン音楽ホール
一般前売1000円(当日1500円)/ 学生500円
主催:秋田県

出演:後藤香織(尚絅学院大学オルガン講座講師) 小野なおみ(宮城学院女子大学講師) 香取智子(アトリオン音楽ホールオルガニスト) 加賀屋淳之介(朗読)

◆今回のコンサートでは、東北にゆかりのあるこれからを担うオルガニストたちに「ことばと音楽」というテーマで、40分ほどのコンサートを企画していただきました。演奏の他、照明、プロジェクターなど必要に応じて自由にお使いいただく演奏者まかせ?のコンサートです。
プログラム、コメントを演奏順にご紹介します。

本日は小野なおみさん

小野さんは国立音楽大学を経て、フランス、トゥールーズ国立高等音楽院オルガン科でミシェル・ブヴァール、ヤン・ヴィレム・ヤンセン両氏に師事され、一等賞(premier prix)を得て卒業されました。現在は宮城学院女子大学音楽科非常勤講師、東北学院大学、尚絅学院大学、宮城学院女子大学礼拝オルガニストをされています。
プログラムもフランスのエスプリがたっぷりです。また、中世末期からヨーロッパで流行した『死の舞踏』をテーマにした絵画はペストの流行が発端と言われますが、サン=サーンスやリスト、ベルリオーズの「幻想交響曲」などに描写的な表現で取り上げられています。とても興味深いテーマのひとつで、私も小池寿子さんの著書などを読んだものでした。

フランス音楽史からみる『ことばと音楽』

フランソワ・クープラン:「修道院のためのミサ曲」より、
サンクトゥス“プラン・ジュ”“コルネのレシ”“ティエルスをテノールで”
François Couperin (1668-1733)
Messe pour les couvents - Sanctus
"Plein jeu" "Récit de cornet" "Tierce en taille"

カミーユ・サン=サーンス:「死の舞踏」
Camille Saint-Saëns (1835-1921):Dance macabre Op.40

ガブリエル・フォーレ:「ラシーヌの雅歌」
Gabriel Fauré (1845-1924):Cantique de Jean Racine Op.11

ジャン・アラン:リタニー(連祷)
Jehan Alain (1911-1940):Litanies


17〜18世紀ヴェルサイユ楽派の一人として、舞曲やオペラなどのヴェルサイユ宮廷音楽を典礼音楽に融合させたフランソワ・クープラン、19世紀のパリで花開いた標題音楽を更に発展させたサン=サーンス、戦争の20世紀に生きたアランが短い生涯の中で表現した音楽とは...。言葉というキーワードと共にフランス音楽史の流れを辿ります。
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【秋田地域オルガン情報6月】

2016/05/23 17:49
オルガンは語る〜3人のオルガニストによる「ことばと音楽」を巡るコンサート〜

6月25日(土)14:00開演(13:30開場)
アトリオン音楽ホール
一般前売1000円(当日1500円)/ 学生500円
主催:秋田県

出演:後藤香織(尚絅学院大学オルガン講座講師) 小野なおみ(宮城学院女子大学講師) 香取智子(アトリオン音楽ホールオルガニスト) 加賀屋淳之介(朗読)

◆今回のコンサートでは、東北にゆかりのあるこれからを担うオルガニストたちに「ことばと音楽」というテーマで、40分ほどのコンサートを企画していただきました。演奏の他、照明、プロジェクターなど必要に応じて自由にお使いいただく演奏者まかせ?のコンサートです。
プログラム、コメントを演奏順にご紹介します。

本日は、後藤香織さん。
後藤さんはアトリオン音楽ホールのオルガン講座を受講されたこともあるオルガニストです。フェリス女学院大学、同大学大学院修士課程を修了。ニューイングランド音楽院で林祐子氏に師事。2005年、2014年ゲラルデスキ賞、2008年ピストイア賞受賞。2006年より石巻市「遊楽館」オルガン事業を、現在は平和学園(湘南アレセイア)、尚絅学院大学パイプオルガン講師、「仙台市オルガンフレンズ」代表をされています。明日から渡欧されフリブール(スイス)でも演奏されます。


世界の共通言語としての音楽
〜調性・音型・数字・作曲技法による音楽ことば〜

・きらきら星の主題による即興演奏
【喜怒哀楽のAffetto=感情を含む】

・前奏曲 ハ長調 BuxWV137 / D.ブクステフーデ
Praeludium Cdur BuxWV137 / Dietrich Buxtehude (1637-1707)

・第1旋法のパッサカリア / J.カバニリェス
Pasacalles de 1 tono / Juan Cabanilles (1644-1712)

・死者のためのミサ, 聖体拝領のために / L.ゲラルデスキ
Per la Messa di Requiem, per l'Elevazione / Luigi Gherardeschi (1791-1871)

・讃美歌「Amazing Grace」【観客の皆さまと共に】

世界には、数千種類もの言語が存在すると言われています。パイプオルガンが語るのは、宗教, 建築, 美術(楽器に付いている装飾=彫刻や絵画), 音楽と言う「藝術」世界共通語です。しかし、古い時代の音楽を表現(理解)する為に『音楽ことば』には、伝統的な文法・用法・単語がありました。今回は、私が翻訳者となって、調性, 音型, 数字, 作曲技法が表す意味(Affetto=感情)音楽修辞学と聖書「ダビデとゴリアテ」の物語など、オルガン作品が語る音楽語(感情・物語)を取り上げます。『ことば』が重要な意味を持つ音楽として、歌劇・讃美歌も演奏します。言葉を話さないものが伝えようとする内容に耳を澄ませて、想像力と共に、考察と熟思を重ねていただければ幸いです。


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ファシリテーター養成講座

2016/05/01 22:48
マイケル・スペンサーさんの「ファシリテーター養成講座 体験編」(上野学園大学4月30日)はとても勉強になりました。
音楽の発生に遡り身体表現や言葉との密接な関係性に着目し、ことば、風土、気質、民族音楽も含めた「文化圏」を大切にする。そしてワークショップの現場で起こるコミュニケーション、人間関係もまた重要な要素となる。ざっくりと言えばこんな感じでしょうか。

たとえば、「春の祭典」の変拍子のリズムパターンを足、手、口を使って身体で表現すると、あの複雑なリズムが、あら不思議、すっと体に入ってきます。これだと子どもも遊び感覚で「春の祭典」を学べます。(実際、小学校で行ったワークショップの映像を観るとホントに楽しそう)

山里の「春」を、「聞こえてくる音」「自然」「気候」のジャンルに分け、3つのグループ各人が抱くイメージをことばで表し、その中から「鳥のさえずり」「小川のせせらぎ」「強風」を選択、6人ずつの3グループが3つの打楽器群でそれぞれのテーマのもとで創作しました。残りの一群は、2つの音程のトーンチャイムで指定された音型を繰り返すチームとそれに合わせて手足を使ったリズムパターンを創作するチーム。
20分程度の創作時間のあと、トーンチャイム→鳥→トーンチャイム→小川→トーンチャイム→強風→トーンチャイムと順番に切れ目なくアンサンブル。これ、すなわちヴィヴァルディの「春」第一楽章。リトルネッロ形式を創作しながら理解できるのでした。

椅子に座ってお利口に音楽を聴く「音楽鑑賞」とは全く異なる音楽の「学び」。Learning by doing、Kinesthetic

もう日本での活動が20年になる彼は、次の学習指導要領改訂に向けて闘志を燃やされていました。(日本の学校現場はイギリスより自由がきかないとぼやいてもいましたが)

そして私も、2日間の基礎編だけですが、夏のファシリテーター養成講座に申し込んでしまったのでありました。


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上野学園大学音楽研究センター ULM2015音楽をまなびほぐす

2016/04/28 17:15
昨年度、2回ほど参加させていただいた「音楽をまなびほぐす」の成果映像がアップされました。

さまざまな方たちとの触れ合いを通して、私も含めファシリテーションの現場で「凝り固まってしまう」「孤独に陥ってしまう」、そういうことから少しでも自由を取り戻し、生き生きとした音楽を実感、体感してもらえるように、今年もできるだけ参加したいと思います。

https://youtu.be/6LT6jMaAfVY
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『HYBRID Rhythm & Dance』@新国立劇場

2016/03/30 22:54
平山素子さんが演出、振付、出演されている『HYBRID Rhythm & Dance』(25日から27日まで)を観たくて久しぶりに新国へ。

バスク地方の伝統的な打楽器チャラパルタ(長さの異なる板状の石、あるいは厚い板を鍵盤打楽器のように並べ、2人の奏者が両手にすりこ木のような木撥を2本持ち、それを落として発音させる打楽器。一人が基本的なリズムを打ち、もう一方が合いの手を入れる)と、アイヌ民族のウポポ(唄)、そしてルーツの異なる5人のダンサーによる「ハイブリット」な舞台。チャラパルタの他、リードを持つバスクの角笛(アルボカ)を中心とした管楽器、ブズーキというリュート族の楽器、電子音も使用していました。

とにかく面白かったです。80分があっという間に過ぎました。

無機的な長い一本道のセットをさまざまに組み替え、その上下で繰り広げられるダンサーの有機的な動きに「生身」を感じ、「ダンスって人間なんだ、生き物なんだ」って妙な感心をしてしまいました。

また、チャラパルタのどこまでも拡がっていくような透明な響きとアイヌ語で歌われるウポポに、音楽が持っている原初的な力、音楽と自然が調和する世界を感じ、とても心地よかったです。

撮影も入っていたようですので、Eテレで放送されるかも

音楽・演奏:オレカTX
唄:床 絵美
ダンサー:OBA, 皆川まゆむ, 小尻健太, 鈴木竜, 西山友貴

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2015年度秋田県オルガン奏者養成講座発表会のご報告

2016/03/30 22:48
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3月20日、2015年度秋田県オルガン奏者養成講座の発表会を無事に終えることができました。発表会といえども100名ほどの方がいらしてくださり、ありがとうございました。

1989年12月にホールがオープンする前年から開始されていた演奏法講座は、当初は初級2年のコースのみでしたが、より学びやすい環境をという声を受け、上級コース2年、フォローアップ・コース2年と次第に拡充してきました。
その後、指定管理者制度の導入により、単年度で修了する初級、フォローアップ・コースのみと簡略化を余儀なくされましたが、同時に子どもあるいは大人向けのワークショップや、受講生、修了生向けの公開講座を一般の聴講も可能にするなど、演奏以外の教育プログラムの充実を図ってきました。

そのような中、今年は私にとってエポック・メーキングな発表会となりました。

平たく言うと、対位法的な作品をペダルを使って弾けるようにすることが演奏法講座の目的(言い過ぎ?)です。したがって、バッハを中心とするドイツ・バロック期の作品群が講座の主要なレパートリーとして君臨し、その後ロマン派、近現代へと拡張していきます。

ペダルの練習が事情により困難な場合を除き、手鍵盤だけの作品は基本的にスルーします。
こういう状況では、ほとんどペダルを用いないかなり特殊?な作品群であるフランス古典期のミサ曲、マニフィカトなどは、楽器がいくらアルザスのジルバーマン様式を踏襲したものであっても、講座で扱うことはできませんでした。(私自身は、昼のプロムナード・コンサートで、フランス古典だけを1年間取り上げるプログラムを組みましたが、これは自分でいうのもなんですが、聴衆のことを考えない明らかに無謀な取り組みであります。)

ところが、今年はギランとクレランボーの2つの組曲が発表会で演奏されました。しかも、「エスプリ? リュリ、ラモーのオペラ? 洒落て?…えへっ、なんのこっちゃ?」とぶつぶつ言いながら、きちんとフランス古典の難しさに体当たりしてです!

まぁ、エスプリの「エ」までとはいかなくて、「少しは感じるようになったかな」程度ではありますが。(全然ほめないアタシ)

しかし、これは明らかにレパートリーに余裕と幅がでてきたことを示すものです。

オルガンの様式に適う作品を楽しんでいく「布石」を、長い年月をかけてようやく打てた、やっと入り口に立った、これが2015年度の発表会だったと密かに思ったのでありました。

来年度もオルガン音楽の面白さを受講生、修了生、応援してくださる方たちと共に伝えていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。
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「音楽をまなびほぐす」

2016/03/06 10:55
3月5日、上野学園大学音楽文化研究センター主催の「音楽を“まなびほぐす”」の最終回。

『デザインしないワークショップをつくる』講師は吉野さつきさん,坂倉倉杏介さん。

最後に知ったことでしたが、音楽ワークショップの現場はいっぱいいっぱい(私もそう)で、それを『デザインしないワークショップをつくる』で“まなびほぐす”ことが企画意図にあったようでした。

10時から18時半と長時間にわたる、ほぼ成り行きまかせの進行。午前中は、板倉さんの「デザイン」とは何ぞや、どんなイメージを持つかという問いかけに応じ考えるというセッション、そして誕生月でグループ分けしたあと、2時間ほど上野の町に放牧されました。

私のグループは、それぞれまったく異なる職種の集団で(ただ、板倉さんの芝の家に興味をお持ちの方が多かったです)、昼食を摂りながらさまざまな話しをしているうちに「場」という共通点が見えてきて、「上野桜木あたり」の周辺をぶらり散歩。「この面子で古民家プロジェクトいけるねぇ」なんて盛り上がり、遅刻して会場に戻りました。
この体験は、すべてが偶然の重なり合いに過ぎないのにある方向性が見え、その中から何かが生まれていくというヴィヴィッドで開放的なものでした。

会場に戻り、放牧について班ごとに発表する作業のあと、坂倉さん、吉野さんの活動の紹介、参加者から出た「その人らしさ」「こどもと音楽」「音楽って、、、」「場」の4つのテーマのうち、自らの問題意識に重なるものを選びセッション。私は「影絵の劇団員さん」「動物園の飼育員さん」「リトミック」、「創作」でワークショップを運営する方たちとともに「こどもと音楽」のセッションに加わりました。子どもを対象にする場合、親、教師(保育士)が介入して「普通」であるようにと誘導しがちであるという問題、「普通」とは何ぞや?「自由」とは?「デザインしないことをデザインする」「音楽だけでいいの」などがあがってきました。

講師のおふたりも、当初はデザインなしでいけるのか不安だったそうですが、「コアなメンバー」(坂倉さん言)に「また、会いたい」とおっしゃってくださいました。


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【秋田地域オルガン情報3月】

2016/02/15 16:20
久しぶりにこちらに情報UPします。

秋田県オルガン奏者養成講座 発表会が開催されます。1年間の成果の発表。お時間がありましたら是非ホールをのぞいてみてください。


日時:3月20日(日)午前の部10:30〜 午後の部14:00〜

出演:

午前の部10:30〜

大関千潤     前奏曲とフーガ ハ短調 BWV549    J. S. バッハ
布村仁一     「わたしはどこにのがれられようか」BWV646
        「わたしたちのもとにとどまってください」BWV649   J. S. バッハ
寺田美幸     チャコーナ 二短調             J. パッヘルベル
渡邉杏佳     「緑の菩提樹の下で」            J. P. スウェーリンク
千葉真理子    ソナタ第3番 イ長調より          F. メンデルスゾーン
東海林美代子    「目覚めよと、われらに呼ばわる物見らの声」BWV645
           「ただ神のみ心にまかせる者は」BWV647 J. S. バッハ
高橋真澄      第2旋法による組曲より          L. N. クレランボー
渡部依子     コラール第3番 イ短調            C. フランク
柏屋千秋     コンチェルト 二短調 BWV596      J. S. バッハ
田代友美     「来たれ創り主なる聖霊」によるコラール変奏曲 op.4  M. デュリュフレ
            リタニ(連祷) J. アラン


午後の部14:00〜

中村 桃    チャコーナ 二短調           J. パッヘルベル
齊藤美咲    「愛するイエスよ、わたしたいはここにいます」BWV731
   「わたしはあなたに呼びかけます、イエス・キリストよ」BWV639   J. S. バッハ
今 美佳    「お庭のメロディ」op.85-3 12の連弾曲より
     「異国の人」op.68-29 ユーゲント・アルバムより R. シューマン
村上三喜子    小フーガ ト短調 BWV578
大和祥子    「いと高きところに神に栄光」BWV662, 663 J. S. バッハ
菅原彩乃     前奏曲とフーガ ト短調 BWV535 J. S. バッハ
倉橋三紀子   第2旋法による組曲              J. A. ギラン
柿崎真理子   前奏曲、フーガと変奏曲            C. フランク
佐々木尚子   トリオ・ソナタ第3番 二短調 BVW527 J. S. バッハ


また、2016年度の受講生募集も始まりました。オルガンにチャレンジしてみませんか?


http://www.kosei-buil.co.jp/atorion/organ_school.html



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今年もお世話になりました

2015/12/24 11:50
アトリオンのクリスマスコンサートも無事に終了しました。

後半のプログラムの開始、メシアンの「主の降誕」の第1曲La vierge et l'enfant、第9曲 Dieu parmi nousを、本ベルなし暗転板付きとプロデューサーがGPで指示してきました。子どもの姿も目立つ客席は、本ベルなしだとざわつきが収まりません。でも、あの瞑想的で宇宙的な?響きならば絶対静かになるという自信がありました。案の定、数小節でし〜ん。それからトータル14分弱、コンサートに来ていた講座生によると「子どもたちは『何だろ、何だろ』って感じで引き込まれていった」とのことでした。

彼らにはバロックだ、ロマン派だ、現代曲だって「ジャンル」はないんですよね。メシアンよりむしろグリニの方が、訳が分からなかったかも。

舞台袖に戻ると、次の出番を待っていたアトリオン少年少女合唱団の指揮者、加藤洋朗先生(N児の指揮者を務めていらしたこともある松戸市民!)が「宇宙から(児童合唱)ってギャップあり過ぎ」なんて笑っていらっしゃいました。でも、ウィットのきいたMCさんとのやりとりで、会場はいっぺんに温かいクリスマス・ファミリーコンサートの雰囲気に。
こうしてお客さまは想像していたとおりのクリスマス・コンサートを、安心して楽しめたのだと思うのでありました。

そして、きょうはクリスマス・イヴ。

今年もNorikoさんのシュトレンがやってきました。このシュトレンが到着するといよいよ私的クリスマスの到来。
マジパン入りでナッツもしっかりしていて例年よりスパイシー。「シナモン以外のスパイスを変えました」と記されているので、「ナツメグ?」とメールで尋ねたら、「今までは、シナモンとオール・スパイスだったけれど、今年はシナモン、カルダモン、そしてナツメグでした。」とのこと。あたった〜!!
今年は、発酵バターを入手するのがえらく困難で、春くらいから集めていたそうです。
マジパンも手作り、オレンジピールも無農薬有機栽培のオレンジから手作り、すべて材料は安心、安全を心がけているのでとても自然で優しい、いつもの味です。
それにしても、この時期にこれを家庭用オーブンで1ダース以上焼くのですから、年中行事とはいえ大変。最近はお母さまの介護をされながらなので尚更のこと。
お友達から「デパートで売れば」と言われたそうですが、確かにそんじょそこらの市販品は足元にも及ばない味です。
腹立たしいことばかりの一年でしたが、最後にちょっと幸せな時間をいただきました。
それにしても、オルガンを習っている人っていろんなことできるんですよね。

良きクリスマス、良いお年を。


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【秋田地域オルガン情報12月】

2015/11/26 13:23
あっという間に11月も終わりに近づいてまいりました。

大仙市大川西根小学校での「旅する旋律」は、学校という場の空気もあってかとても良いコンサートになったと思っています。

さて、アトリオン音楽ホールのクリスマスコンサートのお知らせです。

CONCERT DE NOËL @ ATORION CONCERT HALL
le 13 décembre 2015
Tomoko KATORI (Org.)
Nicolas de Grigny Hymne Ave Maris Stella
O. Messiaen La Nativité du Seigneur
1.La vierge et l'enfant 9.Dieu parmi nous etc.


クリスマスコンサート@アトリオン音楽ホール

12月13日(日)14:00開演
全席自由 前売り1000円(当日1500円)、学生500円


≪出演≫
香取智子(アトリオン音楽ホールオルガニスト)
 加藤洋朗(合唱指揮)
 櫻庭優佳(ソプラノ)
 近藤美穂子(ピアノ)
 佐々木華(フルート)
 大腰泰成(ヴァイオリン)
 小竹島紗子(ピアノ)
 アトリオン少年少女合唱団(児童合唱)
 賛助出演:聖霊女子短期大学付属高等学校合唱
オルガンの他、合唱や秋田の若手演奏家が出演します。


≪プログラム≫(オルガン曲のみ)
ドゥ・グリニ 賛歌「アヴェ・マリス・ステラ(めでたし、海の星)」
O. メシアン 「主の降誕」オルガンのための9つの瞑想より
       1.聖母と御子 9. 神は我らのうちに
その他、オルガン伴奏によるフォーレの「Panis Angelicus」やソプラノの櫻庭優佳さんとの「O Holy Night」etc.もあります。


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みなさまのご来場をお待ちしております。


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【秋田地域オルガン情報11月】

2015/10/18 15:21
秋田桜教会第12回オルガンコンサート

11月7日(土)14:00−15:30

出演:渋澤 久美

プログラム:
フーガト短調 BWV578 J.S.バッハ
コラール前奏曲「装いせよ、我が魂よ」BWV654 J.S.バッハ
ソナタ第2番         F.メンデルスゾーン     ほか

毎年、11月に若手オルガニストを中心にコンサートを開催している日本キリスト教団 秋田桜教会のコンサートのお知らせです。
今年は、盛岡市民文化ホール・オルガニストの渋澤 久美さんの登場です。オルガン講座やさまざまな企画でオルガンの普及、発展に尽くされています。昨年の国民文化祭あきた2014でも、オルガン講座の修了生とともにアトリオンで演奏してくださいました。

住宅地の中にたたずむアット・ホームな教会での演奏、楽しみです。
オルガンは、長年アトリオンのオルガン講座でお世話になった今井奈緒子さんのハウス・オルガンを改修、移設した須藤オルガン工房製作の楽器です。

入場は無料ですが、整理券が必要となります。
整理券のお申込み:FAX018-838-5519(秋田桜教会)
         e-mail: ezt06406@nifty.com(雲然牧師)


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25周年記念 大川西根小学校オルガンコンサート「旅する旋律〜きいて 学んで 歌ってみよう!〜」

11月22日(日)14:00開演   入場無料

大仙市立大川西根小学校 音楽室 
 

出演:
ソプラノ&歌声リーダー;長谷川留美子
オルガン;柿崎真理子、柏屋千秋、国安忍、渡部依子、香取智子
旅人案内人:香取智子

プログラム:
−歌ってみよう!    
ちょうちょう、むすんでひらいて、ほたるの光、きらきら星、星の世界、賛美歌230番「起きよと呼ぶ声」

−きいてみよる!
庭の千草   C.H.リンク 「ねぇ、お母さん聞いて」による変奏曲  J..S.バッハ「目覚めよと、呼ばわる物見らの声」


9月に国文祭メモリアルフェスティバルの公演として行ったコンサートを大仙市でも行います。オルガンの規模の関係でフランス古典は演奏できませんが、「星の世界」が加わりました。賛美歌と唱歌の関係など、小さな曲たちの旅路をたどりながら、長谷川留美子さんの先導で会場のみなさんと歌っていきます。

お問い合わせ:0187-68-3030 大川西根小学校


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アトリオン音楽ホール公開セミナー 第二回 音から見るバッハの音楽「室内楽、カンタータから」


11月27日(金)18:30から 入場自由

講師:椎名雄一郎 


曲目: トリオ・ソナタ第3番ニ短調 BWV527 佐々木尚子
    前奏曲とフーガニ短調BWV539  高橋真澄
    コンチェルトニ短調BWV596  柏屋千秋
    6つのシュープラーコラール集より
        「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」BWV645 東海林美代子
        「ただ尊き御神のままに」BWV647 菅原彩乃

10月に続く第2回では、バッハが室内楽やカンタータを編曲した作品、その影響を受けた作品などを「音」からたどります。

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お問い合わせ:アトリオン音楽ホール018-836-7803
 
記事へなるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0


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