オルガンマンが行く|音楽のソムリエ

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zoom RSS オルガンの居場所

<<   作成日時 : 2010/11/22 14:57   >>

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 ご無沙汰しています。

 最近、教会でのコンサートや公開講座が続き、教会でオルガンをやることがとても自然であると、今更ながら新鮮な驚きを感じています。

 オルガン音楽の半分以上は、ミサや礼拝に実際に関わる音楽です。グレゴリオ聖歌やコラール(簡単に言えばドイツ・プロテスタントの賛美歌)のタイトルを持つ作品も多数。ほとんどの日本人には縁のない、キリスト教の世界が音を通じて展開されています。

バッハのオルガン作品を見ても、半分以上がコラール編曲です。


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伊豆散歩


 学生時代、リューベックのSt.Jacobi教会で、マックス・レーガーの“Hallelujah Gott zu loben”をさらっていた時のことです。この教会は観光客の多い場所ですが、突然“Hallelujah Gott zu loben!”と叫ぶ声が下から聞こえました。 
 ワグナー級の半音階技法を使い、調性のあいまいな変奏曲形式のこの曲から“Hallelujah Gott zu loben”のコラールを聞き取ったドイツ人に、これが伝統なのだと実感させられました。


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 今ではドイツといえども教会に足を運ぶ人たちが減っているのが実情ですが、それでも日本とは大違い。街の真ん中にどーんとそびえる教会は、ながーく都市を支えてきたのだと主張しています。

 西洋音楽は教会によって生まれてきたものです。また、明治期に日本にどーっと西洋音楽が流れ込んだのはミッションによりもたらされたと言っても過言ではありません。


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 先日、茨城の教会でコンサートをさせていただいた折、ちょうど宗教改革記念日に近い日でしたので、牧師先生に宗教改革から賛美歌まで色々とお話いただきました。

 その中に、勝海舟が長崎でオランダ人たちが歌っているのを聴いて、最初は軍歌だと思い翻訳したら、賛美歌だったという逸話がありました。また、そこから彼自身のイマジネーションも加わって、なにやら素敵な詩が出来上がったそうです。


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 リードオルガンと讃美歌集を携えて日本に上陸した宣教師たち。後に唱歌を生み、リードオルガンによる学校での音楽教育の発端となったのですから、日本人の順応力にも驚きです。

 オルガンが本来ある場所で、音楽をする安堵感。最近、ふとそんなことを感じました。

 もっとも教会でも教会音楽についてさまざまなことが言われる時代。バロック期のコラール作品ばかりでも、少々大変なのですが…


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さくらが咲いていました



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
秋田高陽教会にも
電子楽器ですが
素敵なオルガンが入りました♪
なお
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2010/11/26 23:15

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