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zoom RSS 6月25日「オルガンは語る」ご報告

<<   作成日時 : 2016/06/27 17:22   >>

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25日(土)「オルガンは語る」が無事終了しました。

本当に短期間での準備だったのですが、小野なおみさん、後藤香織さんが真剣に「ことばと音楽」と向き合ってくださいました。

後藤さんは、バロック時代に重要な位置を占めるアフェットやレトリックについて、演奏にスライドを用いることで、理解を容易にするよう工夫されました。

小野さんは、ご自身がフランスで勉強されたこともあり、アトリオンのオルガンにフランスらしい響きをもたらしてくれました。サンサーンスの「死の舞踏」やフォーレの「ラシーヌ讃歌」もとても美しかったです。

私の方は、加賀屋さんとの3度目のデート(リハーサル!)でなんとか朗読の世界と仲良くできた気がしました。
講座の修了生が、詩集「モーツァルトを聴く人」の詩だからといって、モーツァルトの作品と合うのか?とかなり懐疑的だったそうですが、「ぴったりだった!」と言っていました。

モーツァルトの自動オルガンのための作品(K.594)は、ヨーゼフ・ダイム・フォン・シュトリテッツ伯爵の「ミュラー美術品陳列室 」という蝋人形館にある、「ロウドン元帥を偲ぶ霊廟」に設置された時計仕掛けのオルガンのために作曲されたものです。最初のAdagioは葬送行進曲の曲想であり、実は「つまりきみは」の詩にどことなく通じるものがあるのです。。。企画者はこの程度の仕掛けはしているのです。

「ことばと音楽」というテーマのもとに、こんなにも多様性を持ったステージが創れたことは、企画に携わった私自身も驚きでした。

この企画には、従来型のコンサートの限界をどう乗り越えられるかという、ひとつの試みもありました。単に知っている曲を入れるというような小手先ではなく、オルガン音楽の新しい価値が発見できるようなコンサート作りができないかと考えているからです。

最近、あちらこちらの美術館で予算の減少もあり、コレクション展が盛んに開催されています。自らのコレクションをどのようにみせるのか、まさにキュレーションの楽しみです。

千葉市美術館では26日まで所蔵品展「ふたつの柱」を開催していました。浮世絵と現代アートの2つをコレクションしている美術館が、その両者をいくつかの視点から眺め、視点ごとにひとつのホワイトキューブに展示していくという意欲的なものでした。とても新鮮でした。

クラシック音楽も美術館と同様、過去の作品をアーカイヴしたものを再演していくものです。でも、見方を変えるとコレクション展のように新しい発見ができるのではないかと思います。

おふたりのこれからのご活躍をお祈りして



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