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zoom RSS めくるめく錦絵の世界

<<   作成日時 : 2011/05/04 23:24   >>

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花粉がようやくおさまり、風薫る5月 …のはずですが、放射線に、最大になった北極のオゾンホールに、黄砂…
う〜む(´Д`;)

最近、被災地に少しずつ音楽が響くようになってきた模様ですね。若林区にある仙台市立八軒中学校の美しいハーモニーが、避難所やベガルタ仙台の試合前に響きわたる…被災した人々が、同じ痛みを抱える人々に向かって美しい音楽を奏でていく、これ以上のアウトリーチはないかもしれない…がんばれ、中学生!
http://www.sendai-c.ed.jp/~hachiken/

ところで、毎日が休みの私には連休も何もないのですが、とりあえず世間の流れに従ってちょっと出掛けてみました。訪れたのは、千葉市立美術館。


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ご存知の方も多いことと思いますが、この美術館は1923年に矢部又吉氏の設計により川崎銀行千葉支店として建てられ、三菱銀行千葉支店、そして千葉市の所有となり、平成7年に文化財となりました。建物の保存と再利用を目論んだ千葉市は、古い建物を包み込むようにして新しい建物をたてるという“鞘堂方式”でそれを実現し、話題となりました。


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現在、6月5日までボストン美術館浮世絵名品展が開催されています。ボストン美術館は言わずと知れた膨大な浮世絵のコレクションを所蔵しています。何しろ版画だけでも5万点というのですからハンパじゃない。そしてその保存状態の良さといったら、驚くばかりです。


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この展覧会はその中から錦絵がもっとも華やかな時代(1781−1801)を取り上げ、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽の名品を中心として構成されています。

ギャラリートークはボランティアの女性。マニアックな浮世絵ファンの方でした。こういう方もいるのだなぁと認識を新たにしました。

木版画とは思えないくらい精緻で華やかな錦絵、生き生きとした江戸の人々の生活が伝わってきました。

中でも、とても面白く感じられたのは写楽でした。彼は当時の名プロデューサー蔦屋重三郎の店からデビューし、最初は28枚の背景を黒雲母で黒くした、上半身クローズアップの大胆にデフォルメされた役者絵を出しました。それはそれは力強く迫ってくる作品たちです。けれど、それ以後はなぜか急激に力がなくなっていくのです。それがこの展覧会では非常によく感じられ、別の作家の手によるもの、あるいは工房の作というように言われるのもうなずけるものでした。

また、ここには学芸員さんの遊び心も。
千葉市美術館所蔵の写楽の江戸兵衛と、彼に金子(きんす)を奪われる奴一平(ボストン美術館蔵)をくっつけて展示したのです。学芸員さんは、「目線が大事なんだから、ちゃんと合うように展示してね!」と言われたそうで、確かに江戸兵衛に威嚇される奴一平の図になっていました!

普段はあまり目にすることのない浮世絵ですが、明治期のアメリカ人がコレクションに夢中になったのも、むべなるかな。

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