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zoom RSS 銀座名物?奧野ビル探訪

<<   作成日時 : 2012/06/01 10:05   >>

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大飯原発の再稼働に向けて動き出すというニュースが伝わってきました。先日亡くなられた吉田秀和御大が、福島原発の事故を「最大の絶望」と語り、「あの事故をなかったかのように音楽の話をすることはできない、かといって、この現実に立ち向かう力はもうない」と、朝日新聞の「音楽展望」の筆を折ったのは昨年6月だったと報じられていました…

秋田在住のメゾソプラノの野尻弘子さんとリハーサルをした帰り際、彼女のお友達の原田武眞(ぶしん)さんの油彩画の個展に誘われ、銀座一丁目にある奧野ビル、ギャラリー403を訪ねることになりました。

1932年に高級アパートとして竣工され、さまざまな文化人も居住していた奧野ビル。現在は、多くのギャラリーが入居して他にはない不思議な雰囲気を醸し出しています。NHKの《ぶらタモリ》でも取り上げられたりして、ちょっとした銀座名物になっているそうです。

高級アパートといっても小さな窓がひとつのワンルーム。エレベーターは手動で開閉します。でも、扉も中のカゴは現代の金属製のものだったのでちょっと残念。ちなみに私の住んでいたジュネーブのアパルトマンは、カゴも年代物の木製でした。トイレ、バスは共同だと原田さんが教えてくれました。
狭い廊下に並んだドアが一部屋、一部屋開け放たれ、その中は個性にあふれる作品たちがきらきら輝いています。廊下を歩くだけでもわくわくします。

原田さんとは初対面でしたが、数年前、野尻さんと《音楽室ゆらぎ》のサロンコンサートでご一緒した時においでいただいたそうです。人物画を主体に描かれているそうですが、バランスをとるため花を描かれた静物画も展示されていました。人物画の背景に金箔を使ったものが何点かあり、見た瞬間から何か記憶の底にひっかかるものがありました。お茶をいただきながらお話をしているうちに、それは《イコン》だと気づきました。
そうお話したら、なんと原田さんは昔イコン磨きをされていたそうです。

銀座の奥深い一面を垣間見た一日でした。

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                   奧野ビル外観

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          ギャラリー403は4階左から2つめの窓のお部屋です

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                       廊下

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                 ギャラリー403の窓から

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コメント(3件)

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奥野ビル、初めて聞きました。ステキですね。銀座にこんなところがあったなんて驚きです。ぜひ訪れてみたいです。
イコンとはなんですか?オルガンに関するものでしょうか?
うめ
2012/06/07 08:52
ほんとに面白いビルです。でも地震がきたら怖そうです。
イコンは、東方教会(ギリシャ正教、ロシア正教など)が用いる板絵の聖画で、キリストやマリアなどを描いたものです。背景に金箔を使ったものが多く、原田さんもこれを磨いていたのです。イコンは、信者さんとこの絵に描かれたキリストなどへの信仰の媒介となっています。
オルガンマン
2012/06/07 10:28
奥野ビル、味があっていいですね!
ぶらタモリ・良い番組。散歩系番組・建物系番組だいすきです。NH●そのジャンルつよいですよね。
亀仙人
2012/06/29 12:39

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