コープマンさんの公開講座がありました。

7日は、コープマンさんのリサイタルでした。

午前は講座修了生で地元の短大でオルガン専攻を卒業した2名の公開レッスンがありました。
田代友美さんがクラヴィーア練習曲集第3部の前奏曲Es-dur BWV552/1、 佐々木尚子さんがクラヴィーア練習曲集第3部のVater unser BWV682というプログラムです。

コープマンさんは「あくまでも自分の解釈として」との前提で、アーティキュレーションなどを示されていました。バッハの中でも難曲のひとつであるVater unserの左手を4フィートのリード管をオクターブ下げて演奏するという、複雑な曲にさらに複雑さを重ねるというレジストレーションに、「よくオクターブ下げて弾けるな」と妙な感心をされていました。

新しいブライトコップ版ではすべて手鍵盤で弾くように書かれた前奏曲、第32小節目第4拍からの部分では、やはりペダルを用いることを好まれるようでした。また、fではペダル、pでは手鍵盤と折衷的な可能性も示されていました。
彼ももう74歳になられるとのこと。Amsterdam Baroque Orchestraを作って、これから古楽界に殴り込みをかけるぞ!という頃、コンクールの審査員だった血気盛んな彼とお話したことがありますが、ずいぶん柔らかくなられたと思います。
私にむかって「あくまでも僕の解釈だから、これが正しいというものではない。彼女たちを導くのはあなただ」とおっしゃられたことばが心に残りました。

コンサートまでは残れませんでしたが、ミューザ川崎にうかがうことにしました。

写真は佐々木尚子さんと

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